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seminar:ダイアモンド構造

文書の過去の版を表示しています。


ダイアモンド構造

硅素(シリコン; Si)とゲルマニウム(Ge)の結晶はダイアモンド構造をとる。 炭素(C)がこの構造のように配列したものが、ダイヤモンドである。

基本格子ベクトル

立法晶の単位格子を形成する基本格子ベクトル(c1c2c3)と規約単位格子を形成する基本格子ベクトル(a1a2a3)の間には a1=12c2+12c3a2=12c1+12c3a3=12c1+12c2 および c1=a1+a2+a3c2=a1a2+a3c3=a1+a2a3 の関係がある。 したがって、 c1+c2+c3=a1+a2+a3 が成立し、図中のρ1ρ1=14(c1+c2+c3)=14(a1+a2+a3) で与えられる。

格子定数

各基本格子ベクトルの大きさ(格子定数)を a=|a1|=|a2|=|a3|b=|ρ1|c=|c1|=|c2|=|c3| と定義すると、各ベクトルは c1=(c,0,0)c2=(0,c,0)c3=(0,0,c)a1=(0,c2,c2)a2=(c2,0,c2)a3=(c2,c2,0)ρ1=(c4,c4,c4) のように成分表示される。従ってabは、cを用いて a=(c2)2+(c2)2=12cb=(c4)2+(c4)2+(c4)2=34c のように表すことができる。

実習2-1:以下の定数表を完成せよ

a b c
炭素(ダイアモンド) C _.__ Å Å Å
硅素(シリコン) Si Å Å Å
ルマニウム Ge Å Å Å
seminar/ダイアモンド構造.1557810341.txt.gz · 最終更新: 2022/08/23 13:34 (外部編集)

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