seminar:参考文献の書き方
参考文献の書き方
- 参考文献は卒業論文作成時に参照したものと全く同じものを他者が後から参照することが可能な情報を書きます。特に重要な情報は著者名と出版年です。その意味からWikipediaをはじめとするWebコンテンツを参考文献として挙げることはできません。最初のとっかかりとしてネットの情報を検索することは重要ですが、必ず一次資料としての出版物(原著論文)か二次資料としての書籍(単行本もしくは辞典)を挙げてください。
- 人文社会系の文書と異なり科学技術系の文書では参考文献から文章をそのまま引き写しにする「引用」は行われません。必ず内容を咀嚼し自分の表現で文章を作成し、アイデアを「引用」部分に文献番号をつけます。一方、何かの手順のような定型的な文章については、論文や本の文章を文章の雛形として使い、数字や対象だけを入れ替えてそのままの形で使うことは認められています。
- 参考文献の書き方は分野によっても変わりますし、出版社によっても変わります。
雑誌
- 著者名, 著者名, … and 著者名, 雑誌名 巻数(太字) (出版年) 頁.
- 例) K. Kakitani, A. Yoshimori, H. Aizawa and M. Tsukada, Surface Science 493 (2001) 200-205.
- 著者名が長くなるときは筆頭著者のみ記し、et.al.をつける
- スペースが足りないときは雑誌名を略称で記す。例)Surface Science → Surf. Sci.
書籍
- 著者名, 本の題名, 出版社 (出版年) 出版地.
- 例) A. Groß, Theoretical Surface Science — A Microscopic Perspective —, Springer-Verlag (2002) Berlin.
- 例)大木道則他編, 化学辞典, 東京化学同人(1994)東京.
特別な参考文献
ASE/Dacapo
- S. R. Bahn and K. W. Jacobsen, Computing in Science & Engineering 4 (2002) 56.
VESTA
- K. Momma and F. Izumi, J. Appl. Cryst. 44 (2011) 1272.
seminar/参考文献の書き方.txt · 最終更新: 2022/10/21 14:40 by kimi