目次

応用数学II

この講義では所謂「フーリエ解析」の講義をします。1)

  1. フーリエ展開
  2. フーリエ変換

について学びます。

フーリエ展開

関数$f(x)$を

$$ f(x)=\displaystyle\sum_{k}c_k{\rm e}^{ikx} $$

のように、複素三角関数${\rm e}^{ikx}$の和で表すことをフーリエ展開といい、 係数$c_k$をフーリエ係数と呼びます。

三角関数は微分したり積分したりするのが容易で、その関数としての性質が極めてよくわかっているので、 関数がフーリエ展開できるといろいろと便利なことがあります。

といったことを理解することが目標です。

  1. 関数とベクトル
  2. 直交関数系
  3. 三角級数
  4. フーリエ余弦展開・フーリエ正弦展開
  5. 周期$2L$のフーリエ展開
  6. 複素三角関数
  7. 複素フーリエ展開
  8. フーリエ変換

講義内容

関数とベクトル

スカラー倍の公理

1)
この講義では級数の収束性など厳密な証明等には踏み込みません。