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lectures:微分方程式の解法

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lectures:微分方程式の解法 [2020/08/25 09:15] – [一階線形非斉次常微分方程式] kimilectures:微分方程式の解法 [2022/08/23 13:34] (現在) – 外部編集 127.0.0.1
行 65: 行 65:
 $$ $$
  
-$\pm e^{C_1-C_2}$を新たに定数$C$とおくことにより、+$\pm e^{C_1-C_2}$を新たに定数$C_3$とおくことにより、
 $$ $$
-g(x)=e^{ax}+g(x)=C_3 e^{ax}
 $$ $$
 と$g(x)$を求めることができる と$g(x)$を求めることができる
行 105: 行 105:
 \end{align} \end{align}
  
 +したがって
 +$$
 +f(x)=e^{-ax}g(x)=Ce^{ax}+De^{-ax}
 +$$
 +ここで$\frac{C_3}{2a}$をまとめて$C$とおいた。
 +===== まとめ =====
 +以上のことは$a$が一般の複素数の場合にも成り立つので$a=ik$とおくことにより、$b\ne 0$に対して
 +$$
 +\frac{d^2}{dx^2}f(x)+k^2f(x)=0
 +$$
 +の解は
 +$$
 +f(x)=Ce^{ikx}+De^{-ikx}
 +$$
 +となることがわかる。
  
 +まとめると、
 +$$
 +\frac{d^2}{dx^2}f(x)+Af(x)=0
 +$$
 +の形の微分方程式(ただし、$A\ne 0$)の解は、
 +
 +$A<0$のとき$A=-a^2$とおくと
 +$$
 +f(x)=Ce^{ax}+De^{-ax}
 +$$
 +$A>0$のとき$A=k^2$とおくと
 +$$
 +f(x)=Ce^{ikx}+De^{-ikx}
 +$$
 +となる。
 +この結果は今後、特に証明等を行わずによく用いる。
lectures/微分方程式の解法.1598314536.txt.gz · 最終更新: 2022/08/23 13:34 (外部編集)

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