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research:pf3r22

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research:pf3r22 [2020/08/20 08:57] – 作成 kimiresearch:pf3r22 [2022/08/23 13:34] (現在) – 外部編集 127.0.0.1
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 ==== PF3の吸着 ==== ==== PF3の吸着 ====
  
-[{{http://sstweb.ee.ous.ac.jp/presentations/pf3_rot_japanese/images/atop.gif|}}] 
  
 PF<sub>3</sub>分子がRu表面に[[用語|吸着]]するときには、図のようにリン原子を下に向けて落下傘のような格好でRu原子の真上(atop席)に吸着します。分子が[[用語|吸着する場所]]は表面と吸着する物質との組み合わせで決まっていて、PF<sub>3</sub>分子がルテニウムの表面に吸着するときにはatop席に吸着します。 PF<sub>3</sub>分子がRu表面に[[用語|吸着]]するときには、図のようにリン原子を下に向けて落下傘のような格好でRu原子の真上(atop席)に吸着します。分子が[[用語|吸着する場所]]は表面と吸着する物質との組み合わせで決まっていて、PF<sub>3</sub>分子がルテニウムの表面に吸着するときにはatop席に吸着します。
行 11: 行 10:
 ==== 飽和吸着 ==== ==== 飽和吸着 ====
  
-[{{http://sstweb.ee.ous.ac.jp/presentations/pf3_rot_japanese/images/saturation.gif|}}] 
  
 ルテニウムの表面の原子と原子の間隔よりPF<sub>3</sub>分子の差し渡しのほうが大きいので、すでに一つPF<sub>3</sub>分子が吸着しているとその[[解説|すぐ隣の原子]]の上には吸着できません。最も詰め込んだときは、図のように分子が規則的に並んでいます。この並び方は分子の中心が作る三角形の一辺の長さがルテニウム原子がつくる三角形の√3倍になっていることから√3×√3構造と呼ばれています。この場合には表面ルテニウムの数の1/3の数の3フッ化リン分子がついています。このことを[[用語|被覆度]]が1/3MLであるといいます。少しだけ吸着しているときには規則的な模様はできません。 ルテニウムの表面の原子と原子の間隔よりPF<sub>3</sub>分子の差し渡しのほうが大きいので、すでに一つPF<sub>3</sub>分子が吸着しているとその[[解説|すぐ隣の原子]]の上には吸着できません。最も詰め込んだときは、図のように分子が規則的に並んでいます。この並び方は分子の中心が作る三角形の一辺の長さがルテニウム原子がつくる三角形の√3倍になっていることから√3×√3構造と呼ばれています。この場合には表面ルテニウムの数の1/3の数の3フッ化リン分子がついています。このことを[[用語|被覆度]]が1/3MLであるといいます。少しだけ吸着しているときには規則的な模様はできません。
research/pf3r22.1597881471.txt.gz · 最終更新: 2022/08/23 13:34 (外部編集)

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