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misc:goeteborg_computer_network始末記

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misc:goeteborg_computer_network始末記 [2019/05/22 00:43] – [Karin嬢の憂鬱] kimimisc:goeteborg_computer_network始末記 [2022/08/23 13:34] (現在) – 外部編集 127.0.0.1
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 ===== Nicolas氏の福音 ===== ===== Nicolas氏の福音 =====
  
 +ともあれ#2ポートが動かないことには管理者への連絡(E-mail)もままなりませ ん。我々がいる部屋の#2ポートを開けてもらうべく電子メールの原稿をしたた め、私の代わりに電子メールを管理者に送ってくれる人を探しました。秘書の Ing-Brittおばさんに頼むと、彼女はちょうど帰るところで、代わりにNicolas 氏に頼んでくれました。 
  
 +メールの原稿に目を通したNicolas氏は「君のやりたいことをどこでやればいい かはわかっているんだ」と言うと彼の部屋のロッカールームの扉を空けて見せ てくれました。おお、何とそこにはCiscoのL2 Swichが鎮座し、各部屋のUTPコ ネクタと繋がっているUTPコネクタが並んでおりそれらが線で繋がっています。 
 +
 +その通り、これが知りたかったんよ。 
 +
 +見ると確かに我々の部屋の#2ポートから来ているUTPコネクタにはケーブルがつ ながっていません。L2 Swichにはあと一つだけ空きポートがありますから、ここ にケーブルをつなげば#2ポートは使えそうです。Nilson氏に余分のUTPケーブル は余ってないか尋ねてみましたが、無いとのことでした。ところが私は2本のUTP ケーブルを持っているではないですか。部屋に戻ってPB用に使っていた持参ケー ブルを取り出し、これでL2 SwichとUTPコネクタをつなぎます。次いで、部屋に とって返しATとUTPコネクタをつなぐと・・・。 
 +
 +ブラボー!接続できました(まだLinuxだけですが)。 
 +
 +しかしこのままでは1台しかネットが使えません。 なんとかss10も使えないものか? X over the sea も試してみましたがとても使用には耐えません。 やっぱりHUBか何かが必要ですね。
 +
 +状況を整理しておきましょう。 
 +このフロアのネットワークは 
 +
 +<code text>
 ++ーーーー ニコラス氏のロッカー ーーーー+       +ーーーーーーー 各部屋 ーーーーーーー+ 
 +|                  |       |                   |
 +|       シスコのスイッチ====コネクタ====コネクタ====ワークステーション    |
 +|                  |       |                   |
 ++ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+       +ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー+ 
 +</code>
 +
 +のようになっています。 
 +
 +**現状と問題点**
 +  * UTPコネクタは各部屋2個でどちらもNilson氏のロッカーまではつながっている 
 +  * Cisco L2 Swichに繋がっているUTPコンセントは各部屋1個だけ 
 +  * 我々が接続したい機器はss10, AT, PBの3個 
 +  * このFloorのL2 Swichの空きportは1個だけ 
 +  * UTPケーブルは我々が持参した2本と、もともとss10が持っていた1本 
 +
 +**応急処置**
 +  * ss10の状態は元に戻す 
 +  * 持参したUTPケーブルでUTPコネクタとL2 SWICHをつなぎPBのみネットに接続 
 +
 +**解決法**
 +  * #2ポート(Nicolas氏のロッカー側)をL2 Switchに接続する(ケーブルが1本必要) 
 +  * #2ポート(Karin嬢の部屋側)にHUBを接続する(HUBが1個、ケーブルが1本必要) 
 +  * ATとPBをHUBに接続する 
 +
 +といわけで電子メールで(やっぱり日本経由です)管理者に予備のHubとUTPケーブル2本を依頼しました。 
 +
 +翌日(8月18日(金))、相方のPBを昨日使えるようにした#2ポートにつないで起 動してみると、見事IPアドレスを取得しネットにつながりました。どうやらPB でDHCPが使えなかったのはOPEN Transportのバグ等ではなく、単に線がつながっ ていなかっただけのようです。 
 +
 +この日は午後の定例ミーティングで我々の研究内容等を簡単に紹介することに なっていましたのでOHPを作らねばなりませんが、さてプリンタはどこにある のでしょう?Carlo君からプリンタのある部屋と、その名前は教えてもらったの ですが、どないやって使うねん!案ずるよりなんとやらで、PBのセレクタから Laser Writerを見てみると教えてもらった名前のプリンタが見えます。試しに プリントしてみるとちゃんとプリントできました。なんだEther Talk接続の Apple Talkプリンタだったのね。 
 +
 +結局ミーティングが終った後も管理者からの連絡はなく、一日を終えたのでし た。さあ、週末だ!観光に行くぞ! 
 ===== ネットのある幸福 ===== ===== ネットのある幸福 =====
 +
 +観光客モードから戻った月曜日(8月21日)午後になってネットワーク管理者が 数本のUTPケーブルと4ポートのリピータハブを携えてやって来ました。これで 全部がネットにつながるぜ。
 +
 +HUBをつけてAT(Linux)とPBを起動すると両方ともちゃんとネットに接続されま した。特にLinuxの方はifconfigとnslookupで割り当てられたIPアドレスとホ スト名が簡単に判明しますから制限された権限しかないゲストアカウントでも ss10をATのX端末として使うことができます。やっぱり800×600しかないARMADA の液晶画面よりSUNの19インチCRTのほうがいいですからね。(実はこの文章も SUNをLinuxのX端末にしてxemacs+cannaで書いています。)
 +
 +やっとこれで問題解決かな? おっとそういえばまだMS-Windows98でネットにつ なぐことができていませんでした。
 +
 +・・・しばしWindowsと格闘・・・
 +
 +だめです。 あきらめました。
 +
 +残る問題はプリンタですが、PBからはちゃんと(な んと日本語も!Macintosh偉い!)印刷 できるわけですから。これで一応定常状態 ですかね。予想していたよりはてこずった感がありますが、来てから次の月曜日 に定常状態になったということでよしとしましょう。
 +
 +8月23日(水)、やっぱりちょっと甘かったようです。うーん、Linuxから印刷し たいぞ。印刷のたびに、PBにポストスクリプトファイルをFetchしてMacGSに食 わせて印刷するのは結構骨です。でもこのATは完全にクライアントのみとして 使うつもりだったのでtelnetdやらftpdみたいにデフォルトでインストールさ れるサーバプログラム以外はインストールしていないんですよね。しかたない のでネットからnetatalkのrpmパッケージを落して来てインストールしました。 これでApple Talkプリンタに印刷できます。
  
  
 ===== 終りに ===== ===== 終りに =====
 +
 +先週の水曜日に到着してここまで1週間、定常状態になるまで結構かかってし まいました。今後どこかに行くときには小さなHUBとケーブルも余分に持って 行くことにするか、事前に十分打ち合せておくことが必要ですね。(もちろん パソコンなど持って行かないのが一番ですね。) 
 +==== 番外編 ====
 +
 +
 +8月25日(金)、来週からKarin嬢が休暇から戻って来るということで我々は図書 室に移ることになりました。そこで部屋を下見に行くと状況としては同じです。 そこで帰る前にNilson氏のロッカーに行って線をつなぎ替え、図書室の#2ポー トにHUBをつないでおきました。(やっぱりここも#1ポートにはss10がつながっ ていました。ここのキーボードはUSキーボードです。) 
 +
 +さて、月曜日(8月28日)に図書室にやって来て相方に線を差してもらい、さあ使 おうとすると相方のPBはつながっているのに、私のATはつながりません。なん でー? HUBを見るとATの方のUTPケーブルはUPLINK共用ポートにささっています。 そらあかんは。 
 +
 +<note>
 +教訓:ネットは人任せにしてはいけない。線の端々まで自分で確認すべし。
 +</note>
 +
  
misc/goeteborg_computer_network始末記.1558453439.txt.gz · 最終更新: 2022/08/23 13:34 (外部編集)

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