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linux:ubuntu_server2

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linux:ubuntu_server2 [2018/04/25 10:22] – 作成 kimilinux:ubuntu_server2 [2022/08/23 13:34] (現在) – 外部編集 127.0.0.1
行 1: 行 1:
-====== Ubuntu Serverでつくシミュレション環境 ======+====== Ubuntu Serverによ計算サバ ======
 ===== Ubuntu Server 12.04.3 のインストール ===== ===== Ubuntu Server 12.04.3 のインストール =====
-  * CD-ROMイメージをhttp://www.ubuntu.com/download/serverからダウンロドしてきてCD-Rを焼き、CD−RからPCを起動し、後はインストーラの指示に従う。(BIOS設定でCD/DVDドライから起動できるようにするのを忘れずに)(最近はCD/DVDドライブついてないからUSBモリーステックだね。Macで起動USBメモリ作る場合は「[[起動USBメモリの作成]]」参照。 +  - [[osx:ルusbの作成]] 
-  * インストールはネットワークに繋げた状態で行う。IPアドレスやデフォルトゲートウェイの情報は研究室のdhcpサーバから取得する。 +[[linux:server_install|Ubuntu Serverのインストール]]を行っておく。
-  * 真っ新のPCにインストールする場合やもう使わない古いPCにインストールする場合は、最初の言語の設定以外は全部第一候補を選択しておけばよい。(MS-Windowsと共存させたいような場合は要相談) +
-  * 「起動するサービス」ではOpenSSHを必ずチェックすること。 +
- +
-正しくインストールが終わればリモートで(OSXの「ターミナル」からsshを使って)ログインできる。 +
-<code sh> +
-% ssh -l sstlab sstg2 +
-sstlab@sstg2's password +
-Welcome to Ubuntu 12.04.3 LTS (GNU/Linux 3.8.0-29-generic x86_64) +
-... +
-+
-</code> +
-とき-lオプションでインストール時に設定した管理者用ログイン名(ここでは「sstlab」)を指定するのを忘れずに。 +
-ホスト名はDNS/DHCPサーバ側で設定しているので詳細はネットワーク管理者(俺だよ、俺)に相談する。 +
- +
-===== 新規ユーザの作成と設定 ===== +
-ずっとインストール時に設定した管理者用ログイン名で作業するのは面倒なので自分用のアカウントを作成する。 +
-<code sh> +
-$ sudo useradd -m kimi +
-[sudopassword for sstlab:  +
-+
-</code> +
-ここでは「kimi」というログイン名のユーザを作成している。-mオプションをつける事によって同時にホームディレクトリも作成する。 +
-<code sh> +
-$ ls -l ../ +
-drwxr-xr-x 2 kimi   kimi   4096 10月 28 13:54 kimi +
-drwxr-xr-x 3 sstlab sstlab 4096 10月 28 13:46 sstlab +
-</code> +
-ホームディレクトリができていることを確認する。 +
-ユーザ名と同じグループが作成されそのグループが指定されているので今後のために研究室のグループを指定する。研究室のグループとしては管理者用のアカウント作成時に同時に作成された同名のグループを用いることにする。 +
-<code sh> +
-$ sudo chgrp sstlab ../kimi +
-$ ls -l ../ +
-drwxr-xr-x 2 kimi   sstlab 4096 10月 28 13:54 kimi +
-drwxr-xr-x 3 sstlab sstlab 4096 10月 28 13:46 sstlab +
-</code> +
-ディレクトリ「kimi」のグループを「kimi」から「sstlab」に変更し、それを確認したところ。 +
-chgrpの引数の順番に注意! +
- +
-新しく作成したユーザにパスワードを設定するのを忘れずに。 +
-<code sh> +
-$ sudo passwd kimi +
-新しいUNIXパスワードを入力してください:  +
-新しいUNIX パスワードを再入力してください:  +
-passwd: password updated successfully +
-+
-</code> +
-このままではユーザー「kimi」は「sudo」を使った管理者権限の必要な作業を行えないのでユーザー「kimi」をグループ「sudo」に登録する。 +
-<code sh> +
-$ sudo adduser kimi sudo +
-ユーザー `kimi' をグループ `sudo' に追加しています... +
-Adding user kimi to group sudo +
-完了。 +
-$  +
-</code> +
-ここでも引数の順番に注意! +
- +
-ここで一旦ログアウトし、作成したユーザでログインし直す。 +
-<code sh> +
-% ssh sstg2 +
-kimi@sstg2's password:  +
-Welcome to Ubuntu 12.04.3 LTS (GNU/Linux 3.8.0-29-generic x86_64) +
-... +
-+
-</code> +
-Mac側で使ているログイン名をログイン名にしておくと-lオプションを省略できて便利 +
- +
-useraddのデフォルトの設定ではログインシェルはshになっている。このご時世、無印shでは何かと不便であるので +
-<code sh> +
-$ chsh +
-パスワード:  +
-Changing the login shell for kimi +
-Enter the new value, or press ENTER for the default +
- Login Shell [/bin/sh]: /bin/bash +
-+
-</code> +
-のようにログインシェルをbashに変更する。これで次回ログインしたときからシェルはbashになっている。 +
- +
- +
-===== ネットワーク設定の変更 ===== +
- +
-ubuntuはversion 12あたりから名前の解決をresolvconfを使ってやるようになったのだけれど、うちの研究室のようにDHCPで固定プライベートアドレスとDNSサーバアドレスを配っているような環境ではうまく動かない。 +
- +
-実際、 +
-<code sh> +
-$ cat /etc/resolv.conf  +
-# Dynamic resolv.conf(5) file for glibc resolver(3) generated by resolvconf(8) +
-#     DO NOT EDIT THIS FILE BY HAND -- YOUR CHANGES WILL BE OVERWRITTEN +
-nameserver 127.0.0.1 +
-search ee.ous.ac.jp +
-$  +
-</code> +
-のように名前解決が自分自身しか指していない。ワイヤレスでマルチホームな環境だったりするとresolvconfが便利なんだろうけど、うちのようなデフォルトゲートも名前解決も自前のワイヤードな環境では無用の長物なのでこの際バッサリ削除することにする。ubuntu標準のパッケージ管理ツールはapt-getなので +
-<code sh> +
-$ sudo apt-get remove resolvconf  +
-パッケージリストを読み込んでいます... 完了 +
-依存関係ツリーを作成しています                 +
-状態情報を読み取っています... 完了 +
-以下のパッケージは「削除」されます: +
-  resolvconf ubuntu-minimal +
-アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 2 個、保留: 63 個。 +
-この操作後に 301 kB のディスク容量が解放されます。 +
-続行しますか [Y/n]?  +
-(データベースを読み込んでいます ... 現在 51153 個のファイルとディレクトリがインストールされています。) +
-ubuntu-minimal を削除しています ... +
-resolvconf を削除しています ... +
-resolvconf stop/waiting +
-resolvconf.postrm: Reboot recommended +
-... +
-ureadahead のトリガを処理しています ...                                         +
-man-db のトリガを処理しています ... +
-$  +
-$ sudo reboot +
-</code> +
-のようにresolvconfを削除しrebootする。 +
- +
-再度ログインしてresolv.confを確認すると +
-<code sh> +
-$ cat /etc/resolv.conf  +
-domain ee.ous.ac.jp +
-search ee.ous.ac.jp. +
-nameserver 127.0.0.1 +
-nameserver 150.55.31.253 +
-$  +
-</code> +
-のようになっている。これでは研究室内の名前解決ができないので/etc/resolv.confに研究室のDNSサーバを追加する。 +
-<code sh> +
-$ cat /etc/resolv.conf  +
-domain ee.ous.ac.jp +
-search ee.ous.ac.jp. +
-nameserver 127.0.0.1 +
-nameserver 192.168.10.1 +
-nameserver 150.55.31.253 +
-$  +
-</code> +
-これで研究室内部も +
-<code sh> +
-$ ping -c 1 sstg1 +
-PING sstg1.ee.ous.ac.jp (192.168.10.41) 56(84) bytes of data. +
-64 bytes from sstg1.ee.ous.ac.jp (192.168.10.41): icmp_req=1 ttl=64 time=0.350 ms +
- +
---- sstg1.ee.ous.ac.jp ping statistics --- +
-1 packets transmitted, 1 received, 0% packet loss, time 0ms +
-rtt min/avg/max/mdev = 0.350/0.350/0.350/0.000 ms +
-</code> +
-外部も +
-<code sh> +
-$ ping -c 1 www.ous.ac.jp +
-PING okaridai.ous.ac.jp (150.55.4.242) 56(84) bytes of data. +
-64 bytes from okaridai.ous.ac.jp (150.55.4.242): icmp_req=1 ttl=61 time=1.40 ms +
- +
---- okaridai.ous.ac.jp ping statistics --- +
-1 packets transmitted, 1 received, 0% packet loss, time 0ms +
-rtt min/avg/max/mdev = 1.400/1.400/1.400/0.000 ms +
-</code> +
-名前解決ができるようになった。 +
 ===== 必要なソフトウェアのインストール ===== ===== 必要なソフトウェアのインストール =====
 ubuntuサーバをインストールしただけの状態では ubuntuサーバをインストールしただけの状態では
linux/ubuntu_server2.1524619359.txt.gz · 最終更新: 2022/08/23 13:34 (外部編集)

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