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lectures:逆行列

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lectures:逆行列 [2023/05/12 14:13] – [CASE B] kimilectures:逆行列 [2023/08/08 11:55] (現在) – [CASE A] kimi
行 1: 行 1:
 ====== 逆行列 ====== ====== 逆行列 ======
 ===== 定義 ===== ===== 定義 =====
-正方行列$A$に対して、 +正方行列
-$$XA=I +
-$$ +
-を満たすような正方行列$X$が存在するとき、$X$を$A$の逆行列とよび、$$X=A^{-1}$$と書く。 +
- +
 $$ $$
 A=\begin{bmatrix} A=\begin{bmatrix}
行 15: 行 10:
 \end{bmatrix} \end{bmatrix}
 $$ $$
 +に対して、
 +$$XA=I
 +$$
 +を満たすような正方行列$X$が存在するとき、$X$を$A$の逆行列とよび、$$X=A^{-1}$$と書く。
  
-===== 行列の基本変形 =====+===== 行列の基本変形 ===== 
 +==== 行基本変形 ====
   * ある行を何倍かする(0倍以外)   * ある行を何倍かする(0倍以外)
   * ある行の何倍かを他の行に加える   * ある行の何倍かを他の行に加える
   * ある行と別の行を交換する   * ある行と別の行を交換する
-→ 基本行列を左から掛けする+→ 基本行列を左から掛ける 
 +==== 列基本変形 ==== 
 +  * ある列を何倍かする(0倍以外) 
 +  * ある列の何倍かを他の列に加える 
 +  * ある列と別の列を交換する 
 +→ 基本行列を右から掛ける 
 +===== 逆行列の存在 ===== 
 ==== CASE A ==== ==== CASE A ====
   * 適当な行基本変形により単位行列に変形できる。$\Leftrightarrow\mathrm{rank}A=n$   * 適当な行基本変形により単位行列に変形できる。$\Leftrightarrow\mathrm{rank}A=n$
行 38: 行 45:
 \end{bmatrix} \end{bmatrix}
 $$ $$
-  * 用いた行基本変形に対応する適当な基本行列を$R_1$, $R_2$, $\cdots$, $R_M$とすると+  * 用いた行基本変形に対応する基本行列を$R_1$, $R_2$, $\cdots$, $R_M$とすると
  
 $$ $$
行 64: 行 71:
 \end{bmatrix} \end{bmatrix}
 $$ $$
 +
 +
   * 逆行列は存在しない(のではないだろうか)   * 逆行列は存在しない(のではないだろうか)
  
 +
 +
 +===== 逆行列の性質 =====
 +==== 定理1 ====
  
lectures/逆行列.1683868403.txt.gz · 最終更新: 2023/05/12 14:13 by kimi

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