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osx:commandlinetools

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--- osx:commandlinetools [2024/03/05 11:30] – [　基本の手作業] kimi
+++ osx:commandlinetools [2024/03/05 11:50] – [ロードモジュールの作成] kimi
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 =====　基本の手作業 =====
-例えばtreeをインストールすることを考えよう。
+例えば''tree''をインストールすることを考えよう。
-- ソースコードを入手する
+  - ソースコードを入手する
-- ロードモジュールを作る
+  - ロードモジュールを作る
-- システムにインストールする
+  - システムにインストールする
+という手順が必要になる。
+==== ソースコードの入手 ====
+''tree''みたいなあまりに基本的なコマンドはここのところが初心者には最もハードルが高い。もっとも私のようなロートルにとっても昔知ってたftpサイトの類がまったくつながらないなど、そこそこ面倒。そもそも最近のmacosには素のftpコマンドがついていない。今回は[[https://ftp2.osuosl.org/|Oregon State University Open Source Lab Mirrors]]というところでたまたま見つけた。
+==== ロードモジュールの作成 ====
+''tree''は単に階層ディレクトリ構造を読み取り、それをテキストベースの出力を出すだけなので、特別なツールやライブラリは必要ないはず、と思ってここで取り上げている。いや正直に白状するととある理由でtreeコマンドがどうしても欲しかったのでインストールしようとしたところ、どのバッケージ管理システムを導入するかまだ決めかねていたので、ここは大昔のやりかたでやってみようと思い至っただけなのだけれど。
+  - ダウンロードしてきた''tree-2.1.1.tgz''を解凍し、
+  - 作成された''tree-2.1.1''ディレクトリに移動し、
+  - 内容を確認する。
+<code sh>
+$ tar zxf tree-2.1.1.tgz
+$ cd tree-2.1.1
+$ ls
+CHANGES		README		file.c		info.c		tree.c
+INSTALL		TODO		filter.c	json.c		tree.h
+LICENSE		color.c		hash.c		list.c		unix.c
+Makefile	doc		html.c		strverscmp.c	xml.c
+$
+</code>
+ここで''README''や''INSTALL''を読みなさいというのが定石かつ必須なのだけれど、見るからにmake一発なので、ロートルはは、
+<code sh>
+kimi@persimmon tree-2.1.1 % make -n
+gcc -ggdb -std=c11 -pedantic -Wall -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o tree.o tree.c
+gcc -ggdb -std=c11 -pedantic -Wall -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o list.o list.c
+.
+.
+.
+gcc -ggdb -std=c11 -pedantic -Wall -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o html.o html.c
+gcc -ggdb -std=c11 -pedantic -Wall -D_LARGEFILE64_SOURCE -D_FILE_OFFSET_BITS=64 -c -o strverscmp.o strverscmp.c
+gcc  -o tree tree.o list.o hash.o color.o file.o filter.o info.o unix.o xml.o json.o html.o strverscmp.o
+kimi@persimmon tree-2.1.1 %
+$
+</code>
+。
+  - システムにインストールする
 ===== MacPorts版 =====

osx/commandlinetools.txt · 最終更新: 2024/03/05 12:10 by kimi