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España

Paris乗継

Tue, 10 Nov 2009 23:40:44 +0000

2009年、ACCSIN-10がスペインのグラナダで開催された。普段は海外出張の際、関空を利用しているのだが、今回は日程が秋の大型連休とぶつかってしまったため行きは成田、帰りは関空という変則パターン。

伊丹成田間は、ANAの国際線で運用されている機体のビジネスクラスの席だったので、とっても快適。その上写真のようにはっきりと富士山を眺めることができた。雲や霞のかかっていない富士山は本当に久しぶりだ。成田からはエールフランス機に乗り換え、まずはシャルル・ド・ゴールに向かう。エールフランスは確か二回目。飯は美味いが機材の整備は良くない。リクライニングが倒れたまま起き上がってこない。いくらエコノミーでも、これはないだろう。ヨーロッパ便は11時間以上の長丁場、もうあんまり飲み食いのできない年齢になってしまったので、楽しみはもっぱら映画。ところが今回はあんまり面白いものはやっていなかった。

シャルル・ド・ゴールはターミナルEに到着。マラガへの乗継便はターミナルDからということで、ターミナルDまでひたすら歩く。ユーロの小銭を切らしているのでVISAのキャッシュディスペンサを探したのだが見当たらない。しかたなくターミナルD近くの両替所で1万円を換金した。率はすこぶる良くない。小銭をつくるためにキオスクでミネラルウォータを購入。2ユーロ弱。高い。両替手数料だと割り切ることにする。マラガ到着は夜更けになる予定なので、バスに乗るにせよ電車に乗るにせよ小銭は必要だし、タクシーということなら尚更高額紙幣を出したくはない。半分くらい飲んで忘れてしまっていたら、飲み残しの水は保安検査で没収されてしまった。もったいない。

ターミナルEなどとは異なり、ターミナルDの保安検査場の内側にはほとんど大した物はない。もともとスキポールなんかに比べるとシャルル・ド・ゴールは長時間待ち合わせるのには適していないのだが、ターミナルDはほんとに何にもないところだ。時間ぎりぎりまで保安検査場を通過してはいけない。

Malaga到着

Wed, 11 Nov 2009 02:10:44 +0000

マラガ到着は夜の11時すぎ。どうも一番いい時間帯はシェスタでそもそも休み。午前と夕方の時間帯は最も需要のあるマドリッド便1)で、ヨーロッパ地方都市便2)は非常に使い難い時間帯に追いやられているようだ。ブリストル便をはじめ何便かが同じ時間帯で、夜更けにも関わらずluggage claimは随分混雑していた。それでも一歩空港の外に出ると閑散としている。夜更かしのスペイン人と言えども、それは繁華街やらタブラオでの話。

午後11時半を過ぎているので、マラガ市内へのバスも電車も最終便を残すばかり。これらに乗りそこなうとタクシーということになる。バスなら空港から乗れるのだが、あんまりバスは好きではないので電車の駅に向けて出発。電車の駅は空港の外、だいぶ離れた場所にある。「電車こっち」っていう表示に従ってずんずん歩いていくと、空港の外に出、駐車場内を縦断し、大きな陸橋で道路を渡って、「ほんまに、こんなとこに、鉄道の駅があんのん」を過ぎて、「ぜったい、こんなとこ、駅なんてあれへんわ」の辺りまで歩くとようやく小さな小さな駅に到着。

国際空港駅とは思えない無人駅である。切符は自動販売機。改札はもちろん無し。ユーロの小銭を持っていないと手も足も出ない。ちなみにマラガの電車の料金はゾーン制。空港が第何ゾーンか知らないと小銭があってもだめ。まあ、こちとらその辺は慣れているので難なく切符は手に入れた。一応終電には間に合っているはず。

そうこうするうちに、ブリストルから到着した英国人ご一行様も到着し、寂しかったプラットホームも少しはにぎやかになってきた。ところが、待てど暮らせど一向に電車がやってこない。とうとうしびれを切らした英国人ご一行様は、「電車はもう来ない」といって空港の方へ引き上げていった。残されたのは我々と、若いゲルマン系とラテン系の男性二人。

ゲルマン系の兄ちゃんに

「電車が来るって確信ある?」

と訪ねると、ラテン系の兄ちゃんを指さし、

「彼はジモティでね。最終が来るって。」

うん、僕らもその兄ちゃんを信じよう。

程なく電車はやってきた。写真はその時の様子。電車に乗り込み一路マラガ駅に向かった。

マラガでの宿は、駅前の3つ星ホテル。もう午前0時をまわっており、ちょっと心配だったが無事チェックインできた。

Granadaへ

Thu, 12 Nov 2009 06:36:20 +0000

グラナダへの陸路は電車とバスと選択肢があるが、電車の連絡が非常に悪くほとんど半日がかりになってしまう。バスはいや、とか言ってられない。高速バスで一路グラナダへ向かうことにする。

写真はバスステーションでバスを探しているところ。この写真を撮ってる人の荷物まで持たされているので両手に荷物をもっているのが痛々しい。

さて、前日宿泊したマラガの三つ星ホテル、部屋も良くネットも使えて満足。朝御飯も大陸としてはまずます。さすがにラテンの国、どのホテルの朝食も味は押し並べて良い。チェックアウトのためロビーに降りていくとテレビで日本のアニメーションをやっていた。スペインでもクレヨンしんちゃんは人気のようだ。あたしゃあ、あれはあんまり好きじゃあないのだけれど。

ホテルをチェックアウトしバスステーションに向けて出発。バスステーションはレールステーションの隣にあるはずなのだが、印刷してきたgoogle mapはあんまり当てにならなかった。鉄道の駅とバスターミナルの連絡通路が工事中だったこともあり、9時のバスに乗るつもりがバスステーションについたのはギリギリ。バスステーションを見つけたはいいが、今度はどこでチケットを買えばいいのかわからない。インフォーメーションで尋ねると5番窓口へ行けという。バス会社と行き先によって窓口が違うらしい。5番窓口には既に大勢並んでいた。

あんまり考えずに9:30発のバスのチケットを入手。10時発のバスと到着時刻は変わらないことに後で気が付いた。どうやら停車するバスストップの数が違うようだ。

バスは全席指定。ところがあまり知られていないらしく、勝手に座っていて人に言われて初めて指定席だというのに気がつく人が結構いた。バスは海岸沿いではなく内陸の高速道路をひた走る。バスの車窓にはアンダルシア内陸部の不思議な景観。

10:30最初のバスストップに到着。バス中に電光掲示板があり、時刻と外気温が表示されている。太陽を浴びてバスの内部はどんどん暖かくなるのに、外気温は最初24度くらいあったのが17度にまで下がってしまった。 グラナダは涼しいのかもしれない。

11:00サンタフェ通過。11:10予定より20分早くグラナダのバスターミナルに到着。所要時間が1時間30分のバスと2時間のバスがあるのだけれど、いったいどこが違うのかまたわからなくなった。

1)
というかイベリア航空便
2)
パリを地方都市と言ったら怒られるやろ。むしろ格安航空会社便。我々のもエールフランスとは名ばかりのエアヨーロッパ便。