「侏儒の言葉」は必しもわたしの思想を伝えるものではない。唯わたしの思想の変化を時々窺わせるのに過ぎぬものである。一本の草よりも一すじの蔓草、――しかもその蔓草は幾すじも蔓を伸ばしているかも知れない。
できんのやったらできんといわんかい。できんことはわかってる。能力が無いことを怒りはしない。能力がないのは許す。でも、できへんことをできるといったり。やればできることをやらへんのはかんべんできん。正直でないこと、嘘をつくこと、自分の能力を正しく把握して精一杯使わないことは絶対に認めないし許さない。
あのー、いつも言ってる「俺は努力は評価しない。結果しか評価しない。」ってのと整合性ってのがとれないんじゃあ・・・。
人の言うことは正確に聞けよ。「俺は努力を評価しない。結果のみを評価する。」でもな、大いに努力は認めるで。
教科書に載ってんのは整理された、まとまった知識や。そんなもんどんな本でも一緒やねんから好きな本を使たらよろし。 儂かて、どんな本があるか参考書として最初に紹介したはずやで。
大学の先生ってのは、研究者や。研究者ってのは整理された、まとまった知識なんかには興味はないんや。まだ整理も何にもされてない混沌としたものに興味が有って、それは口頭でしか伝えられへんし、三日もしたら全然別のことを言い出すかもしれへん。
普段はこんなことしゃべらないんだけど、この年はなんか興が乗って言わずもがななことをしゃべってしまった。
プロとアマチュアの違いを知っとるか。まあ言うたらなんやけど、俺は人前でしゃべるプロなわけや。で、君らはまあアマチュアやわな。その違いはどこにあるかや。話のうまいへたとは違うで。それで飯食っとっても話が下手なやつは何ぼでもおる。それは君らもようしっとるやろ。アマチュアでもうまいやつは居る。むしろアマのほうが「それ」だけずっと練習できる分、「それ」だけやったらプロなみ、どころかプロ以上ということかってあり得る。それでもプロは必ずやるけど、なぜかアマチュアはせえへんってことがあるんや。うまいプロはもちろんしてるし、下手なプロは下手がゆえに必ずせないかん。ところが、アマチュアはせえへん。下手なアマは気がつきもせえへんし、まあ君らがそうやな。うまいアマチュアは十分に練習がしてあるからする必要がない。それはな→
何時まで貼っておかなければならないかやと?あほっ、認識が逆じゃ、認識が。お前、何しいにポスターセッション来とんねん。ポスターを貼っとける時間は発表者の権利やねん。研究者っちゅうんは、自分の研究を人に知ってもらいたてしょうがないもんやねん。だから正しい質問は、「ポスターは何時まで貼っといていいんですか?」なんや。
ほな儂、飯食いに行ってくるから後よろしく。
先生、言ってることとやってることが・・・。
なんでや。儂、研究より三度の飯の方が好きやで。あんたと違って。
で、質問はなんや。質問は。 答えを教えてくれ?せやから質問は何やと聞いとるんや。 お願いされても、聞かへんで。質問にはどんな質問にも応えるけど。
まだわかってへんようやな。
「先生、blackの意味を教えてください」と頼まれても「そんなん知るかい、自分で調べえ」というだけやけど
「先生、blackってどういう意味ですか」と聞かれたら「黒」って応えるだけや。1)
で、質問はなんや?2)
儂が「ええ」言うたとして何の意味がある。儂、早よ帰るためやったらなんぼでも「おお、これは素晴らしい。最高や。完璧や。また来年や。」言うで。
「でも、先生が修論見るわけでしょう?」
あんたの指導しとる儂と、あんたの修論審査する儂とは赤の他人、別人や。そこんとこ、ようわかっときや。
君がおなかいっぱいになったかどうかは私にはわかりません。好きなだけ食ったらよろし。でも腹八分目にしときなさい。
垣谷んとこ行ったら量子力学いるんとちがうんけ、と思っている人もいるかもしれませんが、皆さんの量子力学の実力は私がいちばんよく知っています。皆さんにシュレディンガー方程式を解けとは言いません。シュレディンガー方程式は計算機が解きます。
隣の答案を見てはいけません。
「不正行為だから」ではありません。
隣の答案は間違っています。
隣の人と相談してはいけません。
「不正行為だから」ではありません。
隣の人はあなたほど量子力学を理解していません。
試験には常識的な範囲で何を持ち込んでも構いませんが、持ち込んでいけないものは、 「食べ物」 「飲み物」 『生き物』 です。間違ってもゼミの院生を持ち込まないこと。役にはたちません。
試験中は、携帯電話やPHS、手旗信号・モールス信号・交換日記・テレパシーなど一切の通信手段の使用を禁じます。もちろん本来の目的ではなく携帯電話やPHSを時計のかわりに使うようなことは、大いに認めます。
<date>20220101</date> 試験前には「カンペ」つくんなさい。 本気になってつくらんとあかんで。 ペン缶か袖口に隠せるぐらい小さて、いざとなったらウングと飲み込めるぐらい柔らかいやつ。これだけは覚えとかんとあかんというのを厳選してカンペに書いとくんや。
カンペができたらもういっぺんよう見てみい。人間そのくらいは覚えられます。