ずっとインストール時に設定した管理者用ログイン名で作業するのは面倒なので自分用のアカウントを作成する。
$ sudo useradd -m kimi [sudo] password for sstlab: $
ここでは「kimi」というログイン名のユーザを作成している。-m
オプションをつける事によって同時にホームディレクトリも作成する。
ユーザを一括登録する際は-p
オプションでパスワードも同時に設定することを考える。
$ ls -l ../ drwxr-xr-x 2 kimi kimi 4096 10月 28 13:54 kimi drwxr-xr-x 3 sstlab sstlab 4096 10月 28 13:46 sstlab
ホームディレクトリができていることを確認する。 ユーザ名と同じグループが作成されそのグループが指定されているので今後のために研究室のグループを指定する。研究室のグループとしては管理者用のアカウント作成時に同時に作成された同名のグループを用いることにする。
$ sudo chgrp sstlab ../kimi $ ls -l ../ drwxr-xr-x 2 kimi sstlab 4096 10月 28 13:54 kimi drwxr-xr-x 3 sstlab sstlab 4096 10月 28 13:46 sstlab
ディレクトリ「kimi」のグループを「kimi」から「sstlab」に変更し、それを確認したところ。 chgrpの引数の順番に注意!
新しく作成したユーザにパスワードを設定するのを忘れずに。
$ sudo passwd kimi 新しいUNIXパスワードを入力してください: 新しいUNIX パスワードを再入力してください: passwd: password updated successfully $
このままではユーザー「kimi」は「sudo」を使った管理者権限の必要な作業を行えないのでユーザー「kimi」をグループ「sudo」に登録する。
$ sudo adduser kimi sudo ユーザー `kimi' をグループ `sudo' に追加しています... Adding user kimi to group sudo 完了。 $
ここでも引数の順番に注意!
ここで一旦ログアウトし、作成したユーザでログインし直す。
% ssh sstg2 kimi@sstg2's password: Welcome to Ubuntu 12.04.3 LTS (GNU/Linux 3.8.0-29-generic x86_64) ... $
Mac側で使っているログイン名とログイン名が同一の場合は-lオプションを省略できる。
useraddのデフォルトの設定ではログインシェルはshになっている。このご時世、無印shでは何かと不便であるので
$ chsh パスワード: Changing the login shell for kimi Enter the new value, or press ENTER for the default Login Shell [/bin/sh]: /bin/bash $
のようにログインシェルをbashに変更する。これで次回ログインしたときからシェルはbashになっている。
Ubuntu 16.x.xではデフォルトのログインシェルはbashなのでこの作業は必要なし。