====== 表面の上の分子の回転 1 ====== ===== はじめに ===== 固体の表面にはさまざまな物質が[[用語|吸着]]しています。吸着のしかたには固体の表面と吸着する物質の組み合わせによってさまざまなものがありますが、ある種の金属の上に3フッ化リン(PF3)という物質を吸着させると、表面の上でこの3フッ化リンの[[用語|分子]]はクルクル回っていると言われています。回転の様子は温度やどれくらいたくさん分子を吸着させたかということによって異なっています。どうして温度や吸着量を変えると回転のしかたが変わるのでしょうか。 ---- * [[research:pf3_ru_rotation|戻る]] ===== 目次 ===== - **はじめに** - Ru表面やPF3分子とはどのようなものでしょうか - [[pf3r21|Ru表面と3フッ化リン分子]] - [[pf3r22|Ru表面上のPF3分子の吸着の様子]] - 表面上でPF3分子はどのように回転しているのでしょうか - [[pf3r31|電子線刺激脱離イオン角度分布(ESDIAD)]] - [[pf3r32|ESDIADの結果]] - [[pf3r33|分子の向きの被覆度依存性]] - どのように考えたら回転状態を説明できるでしょうか - [[pf3r41|噛み合った歯車の模型]] - [[pf3r42|回れる歯車と回れない歯車]] - [[pf3r43|分子軌道計算]] - [[pf3r44|歯車を回すエネルギー]] - その考え方でうまくいくかどうか検証してみましょう - [[pf3r51|計算機シミュレーション]] - [[pf3r52|分子の間に力が働かない場合]] - [[pf3r53|分子の間に分子の向きに応じた力が働く場合]] - [[pf3r54|表面への吸着の様子]] - [[pf3r6|結論]]