====== なんで、英語なの? ====== 素朴な疑問\\ 「**なんで、英語なの?**」\\ 卒研ゼミでどうして英語をするんでしょうか。
僕はナノテクのシミュレーションがしたくてここへ来たのに、英語ばっかりで面白くありません。
僕は第15希望で、来たので量力もやりたくないんですが、英語はもっとやりたくありません。はっきり言って苦痛です。
先生とこに来ると、英語がばっちりできると聞いてきましたが、いいかげんな文法の話としょうもない余談ばっかりです。なんとか僕をTOEICで600点とれるようにしてください。
卒研ゼミを英語の教科書をつかって行うのにはいくつか理由があります。 - 伝統\\ 私も4年生のときに私の先生(当時O大学助手、現在H大学教授)に搾られました。伝統です。伝統。うちの研究室は別名岡山理科大学工学部電子工学科英文学専攻と呼ばれているのです。 - 日本語のいい教科書がない。\\ 表面科学は比較的若い学問なので日本語の教科書の数が他の分野に比べると圧倒的に少ないのが現状です。私は、日本で表面科学の教科書を書くべき先生を、一人知っています。同時にこの先生の原稿が全然進んでいないこともよく知っています。 - 日本語の教科書では皆さんが概念を理解したかどうかがわからない。\\ たとえば単位胞一つとっても、unit cellと書いてあったりunit meshと書いてあったりします。単位格子というのが何なのかきちんと理解できていれば、ちゃんと日本語の意味がとれるはずです。日本語だと、例えば単位胞と単位格子が違うものだと誤解していても、こちらにはわかりません。 - せめて日本語だけでもちゃんと書けるようになって卒業して欲しいと思っている。\\ 皆さんは、英語の訳文だというだけで、日本語として用を成さなくても良いかのような訳文を提出してくれます。自由作文ではない、日本語の作文である英文和訳を通じて、せめて日本語をちゃんと喋ったり、書いたりできるようにだけはなって卒業して欲しい、卒業させたいと思っているのです。これが私の大学教員としての唯一の良心なのです。 [[gross|もどる]]